第45回全国高等学校総合文化祭書道部門への参加

7月31日(土)に総合開会式が行われた第45回全国高等学校総合文化祭~紀の国わかやま総文2021~に書道部門へ4名の生徒が出品しました。

今回はその作品と生徒たちのコメントをご紹介します。

香川県立高松商業高等学校3年 中條 咲季さん 「臨 曹全碑」【特別賞を受賞】

①自分の作品についての紹介、制作において大変だったところやこだわったところは?

私は曹全碑を臨書しました。作品を作る際は、私にとって曹全碑の大きな魅力である伸びやかな波磔と、均一美を特に意識して表現するよう心掛けて書きました。集中力を切らさずに全行同じ調子で書ききることがとても大変でした。また、金泥の色の濃さや太さが揃うようになどを心掛けて書くようにしました。多字数の作品なので、文字を抜かしてしまった時や汚れが付いてしまった時はとても辛かったですが、その分出来上がった時の達成感は大きかったです。

②全国高等学校総合文化祭に参加しての感想は?

コロナ禍の中、開催県のご協力のもとで行われた全国総文祭に参加することができて嬉しかったです。私にとって非常に貴重な経験になりました。展覧会会場では、全国から選ばれたレベルの高い作品をたくさん見ることができ、とても勉強になりました。同じ作品でも、書く人が違えば道具の選び方や表装、表現方法の違いでこんなにも雰囲気が変わることや、白黒の芸術における余白の使い方の大切さなど新しい発見があり、書道の奥深さに改めて気づくことができました。交流会では、他県の生徒と話すことができ、とても楽しかったです。これらの経験を自分の生活で活かしていきたいです。

 

香川県立三本松高等学校2年 網本 莉子さん 「臨 寒山子龐居士詩巻」【特別賞を受賞】

①自分の作品についての紹介、制作において大変だったところやこだわったところは?

私は今回、黄庭堅のゆったりとした字形と伸びやかな線質に憧れ、その表現技法を学びたいと思い、寒山子龐居士詩巻という作品を選びました。この作品は元々横長の作品ですが、今回は縦長の紙に臨書しました。黄庭堅の書風を生かしたまま、縦長の作品の流れを表現するために紙を五等分にし、作品を制作しました。

②全国高等学校総合文化祭に参加しての感想は?

全て初めての体験で少し戸惑うこともありましたが、普段はできない他の都道府県の高校生との交流もできて、とても良い経験になりました。日々の部活動だけでは学べないような表現技法や、平川先生のご講評など、これからの部活動にしっかり活かしていこうと思いました。今回、全国高等学校総合文化祭に参加できて本当に良かったです。

 

香川県立多度津高等学校3年 西谷 智哉さん 「臨 一条摂政集」

①自分の作品についての紹介、制作において大変だったところやこだわったところは?

一条摂政集の拡大臨書を制作しました。直線的な運筆や行の流れ、余白の美しさを表現できるよう心掛け、仕上げました。

②全国高等学校総合文化祭に参加しての感想は?

他県の皆さんの作品を鑑賞でき、交流会では作品を通じて楽しく活動ができ、良い体験ができました。2日間の参加で短い時間でしたが、とても勉強になり、充実した時間を過ごすことができました。この経験を後輩にも伝えていきたいと思います。コロナ禍の中、全国総文祭を開催していただけたことへの感謝の気持ちとともに、参加できたことに幸せを感じています。ありがとうございました。

 

香川県立高松高等学校2年 池内 紗世さん 「臨 雁塔聖教序」

①自分の作品についての紹介、制作において大変だったところやこだわったところは?

褚遂良が書いた「雁塔聖教序」は、太宗皇帝が序文を作り、皇太子による序記とともに二つの碑に刻されています。私は、その序文を題額も含めて全臨しました。字数が多く大変でしたが、特徴を捉え、碑の全貌が伝えられる重みのある作品に仕上げました。

②全国高等学校総合文化祭に参加しての感想は?

(コロナウイルス感染症の感染予防のため、現地を訪問せず作品のみ出品しました。)

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